サッカーJ3ギラヴァンツ北九州は、1月13日に約400人のファン・サポーターを集め、北九州国際会議場(小倉北区)で新体制発表会を開催。
増本浩平新監督とチームスタッフ、新加入の13人を含めた今季の登録選手30人が顔を揃えました。
目標はプレーオフ圏内の6位
石田真一社長は今シーズンのスローガン「ひとつに~この北九州(まち)とともに」について、クラブがひとつなり、地域と共にとの思いが込められていると挨拶。
新任の池西希スポーツダイレクターはチームの強化方針の説明。ベテラン、若手、年齢、地元出身など色々な要素のバランスを整えチームの基盤作りをし、J2昇格プレーオフ圏内の6位を目指すとしました。
増本監督は厳しく冷静に現実を捉えた上で「選手達とコミュニケーションをとり、いいチームをつくっていきたい」と抱負を述べました。
注目の新加入選手
今季も多くの選手が入れ替わったギラヴァンツ。13人の新入団選手の中にはJ1やJ2で活躍し、ギラヴァンツのサポーターの間でも名前が知られている選手達もいます。
J2ファジアーノ岡山から移籍の永井龍選手はJ2V.ファーレン長崎時代には本城陸上競技場でのギラヴァンツ北九州との対戦で見事なオーバーヘッドで得点を決めており、当時を知る人の記憶には残っているのではないでしょうか。
得点に期待がかかる永井龍選手 |
また、ガイナーレ鳥取から移籍の牛之濵拓選手はアカデミーからアビスパ福岡に所属していたこともあり、ギラヴァンツサポーターにもよく知られた選手です。
「久々に福岡(県)に帰って来れて嬉しい。北九州は昔からよく試合をしていた場所。みんなで強かった北九州を取り戻しましょう」
という挨拶も、昔からギラヴァンツを知っている選手らしく印象的でした。
昔からの北九州を知る牛之濵拓選手 |
コンサドーレ札幌から加入の大谷幸輝選手は10年ぶりのギラヴァンツ復帰です。14年はリーグ戦にフル出場し、ギラヴァンツがJ2で5位、天皇杯ベスト8進出という過去最高の成績を残した年の正ゴールキーパーの大谷選手が、ベテランとなって復帰したことによってチームにもたらす効果に期待が寄せられています。
10年ぶりにギラヴァンツに復帰の大谷幸輝選手 |
新ユニフォームもお披露目
会の終了後は増本監督と全選手が来場者をハイタッチで見送り、選手との距離の近さを喜ぶ人達の笑顔が。開幕が待ち遠しいという声も多く聞かれ、サポーター達のシーズンインへの準備も既に始まっているようです。
チームは17日から島原でキャンプを行い、期間中の20日にギラヴァンツ北九州U-18、23日に三菱重工長崎SC(長崎県リーグ)とレーニングマッチを行う予定です。