スキップしてメイン コンテンツに移動

ギラヴァンツ北九州2024年新体制発表会開催

 



サッカーJ3ギラヴァンツ北九州は、113日に約400人のファン・サポーターを集め、北九州国際会議場(小倉北区)で新体制発表会を開催。

増本浩平新監督とチームスタッフ、新加入の13人を含めた今季の登録選手30人が顔を揃えました。


目標はプレーオフ圏内の6位


石田真一社長は今シーズンのスローガン「ひとつに~この北九州(まち)とともに」について、クラブがひとつなり、地域と共にとの思いが込められていると挨拶。

新任の池西希スポーツダイレクターはチームの強化方針の説明。ベテラン、若手、年齢、地元出身など色々な要素のバランスを整えチームの基盤作りをし、J2昇格プレーオフ圏内の6位を目指すとしました。


増本監督は厳しく冷静に現実を捉えた上で「選手達とコミュニケーションをとり、いいチームをつくっていきたい」と抱負を述べました。


注目の新加入選手

今季も多くの選手が入れ替わったギラヴァンツ。13人の新入団選手の中にはJ1J2で活躍し、ギラヴァンツのサポーターの間でも名前が知られている選手達もいます。

J2ファジアーノ岡山から移籍の永井龍選手はJ2V.ファーレン長崎時代には本城陸上競技場でのギラヴァンツ北九州との対戦で見事なオーバーヘッドで得点を決めており、当時を知る人の記憶には残っているのではないでしょうか。

得点に期待がかかる永井龍選手

また、ガイナーレ鳥取から移籍の牛之濵拓選手はアカデミーからアビスパ福岡に所属していたこともあり、ギラヴァンツサポーターにもよく知られた選手です。

「久々に福岡(県)に帰って来れて嬉しい。北九州は昔からよく試合をしていた場所。みんなで強かった北九州を取り戻しましょう

という挨拶も、昔からギラヴァンツを知っている選手らしく印象的でした。

昔からの北九州を知る牛之濵拓選手

コンサドーレ札幌から加入の大谷幸輝選手は10年ぶりのギラヴァンツ復帰です。14年はリーグ戦にフル出場し、ギラヴァンツがJ25位、天皇杯ベスト8進出という過去最高の成績を残した年の正ゴールキーパーの大谷選手が、ベテランとなって復帰したことによってチームにもたらす効果に期待が寄せられています。

10年ぶりにギラヴァンツに復帰の大谷幸輝選手


新ユニフォームもお披露目


この日は北九州市の旧5市(小倉・門司・戸畑・若松・八幡)を表現した5本の赤いラインが施された新ユニフォームが初披露されたほか、後半は選手のトークショーで盛り上がっていました。


会の終了後は増本監督と全選手が来場者をハイタッチで見送り、選手との距離の近さを喜ぶ人達の笑顔が。開幕が待ち遠しいという声も多く聞かれ、サポーター達のシーズンインへの準備も既に始まっているようです。

チームは17日から島原でキャンプを行い、期間中の20日にギラヴァンツ北九州U-1823日に三菱重工長崎SC(長崎県リーグ)とレーニングマッチを行う予定です。


PHOTO









このブログの人気の投稿

J3優勝に向かって2025ギラヴァンツ北九州始動

  サッカー J3 ギラヴァンツ北九州が 1 月 11 日、新門司球技場で全体練習を開始しました。 この冬一番の冷え込みが続く中、約 100 人もの熱心なファンやサポーターが新チームをいち早く確認しようと見学に訪れていました。   練習開始前には毎年恒例の甲宗八幡宮によるグラウンドの安全祈願が行われ、その後選手達はランニングや体幹トレーニング、ボール回しなどを行い、まずはウォーミングアップとチーム全員の初顔合わせといった内容の全体練習を終えました。   チームはこの後 12 日に北九州ソレイユホールで新体制発表会を開催し、 16 日から 21 日まで島原復興アリーナでキャンプを行います。キャンプ期間中の 17 日にギラヴァンツ北九州 U-18 と、 21 日に三菱重工長崎 SC とトレーニングマッチを予定しています。 練習後コメント (※増本監督、永井選手、町田選手は囲み会見) ◆増本浩平監督 みんなモチベーション高く来てくれてますし、コンディションもいい状態で集まってくれたので、すごく充実したトレーニングが出来たと思います。 (ミーティングでは)クラブの方針とかを含めて社長とスポーツダイレクターから選手に向けてギラヴァンツ北九州ってこういうクラブですよというところは話してもらいました。 僕自身がミーティングより早くグラウンドに出たいというのがあったので、僕からひと言だけ言ったのは、こうあるべきみたいなところはなくして、柔軟性をもってやって欲しいというのを伝えました。 --今シーズンはどんなサッカーを展開したい? やってきたことには自信を持って欲しいと思うので、そこにプラスしてどういうことをしていくかというところだと思うんですけど、やはりアタックの部分でもう少し得点を取らなくてはいけないというのがあったし、それが出来てればというのがあったと思うんで、そこは伸ばしつつ、守備の所は最後の方ちょっと失点が増えてしまったので、そうならないように、去年の反省を活かした上で更にプラス出来るような形でやっていこうと。 --キャンプでのメニューはどういったものに? やっぱり攻撃の部分は着手していかないといけないと思いますけど、そこばかりやってても守備の所が疎かになってしまうので、全体的にバランス良くやっていく...

「北九州はサッカー選手・髙橋大悟として、特別ですね。特別な場所です」ルヴァン杯北九州対町田試合後・髙橋大悟選手コメント

  4 月 17 日のルヴァン杯 2 回戦・ギラヴァンツ北九州対 FC 町田ゼルビア戦終了後の髙橋大悟選手コメントです。 敢えてなるべく実際の言葉を編集しないように文字おこしをしています。大悟選手のキャラクター、しゃべり方を脳内で補完しながら読んでいただけると幸いです。 髙橋大悟選手コメント 良くないことかもしれないけど、ここが決まった時から肋骨折れようが腕折れようが休まずにやってきました。 --ミクスタで試合がしたいという気持ちが強かったですか? それでしかないでしょ。だし、やっぱ皆さんの前でもう一回、形は違えどサッカーしたい、見せたいっていう思いを持ってやってきたんで。 --アウェーですが、ホームに帰って来たような感覚ですか? そうですかね。やっぱりここで大きく、強くさせてもらったんで。どこに行ってもサッカー関係者の人達にも北九州の時の話はしていただけますし、それがあるから今の僕がいるので。言葉にするのは難しいですけど、サッカー選手・髙橋大悟として、特別ですね。特別な場所です。   --北九州時代一緒にやっていた選手も少なくなっています (※この試合の出場メンバーでは)(井澤)春輝とかぐらいですけど、あとまえまえ(前田紘基)と。 まあでも、見てるんで。一緒にやった選手は少なくなりましたけど、このクラブへの思いは何ら変わりません。   --知っているサポーターの方の顔が沢山あったんじゃないですか あー!そうじゃないですかやっぱり。久々に見る顔も嬉しかったし。 --対戦してみて北九州というチームはどうでしたか? バリ強い。北九州バリ強い。バリ上手いみんな。なんすか?クソ強いじゃん。 --離れてからも北九州の試合は見ていますか? あ、見ます見ます。全然見ますよ。 --去年と今年と印象は変わりましたか? んー、まあ人が変わったので。今年で言うと、イージーな負け方はしなくなったかなと。食らいつき方がいいなっていうのは思いますね。 あとやっぱりこのスタジアムの雰囲気っていうのはすごいなって。僕ら自身も失点してからは若干飲み込まれる雰囲気を感じたし、怖いっていう印象を与えられるスタジアムなんで、そこはやっぱりサポーターの皆さんが作る雰囲気…すげえ。 --ここ 3 試合チームは負...

最終節アウェーYS横浜戦・北九州が意地のAT弾返しで勝利をつかみ取る

  遂に迎えた 2024 シーズン最終節。 11 月 24 日、ギラヴァンツ北九州はアウェーで Y.S.C.C. 横浜と対戦し、 3-2 で勝利しました。 同日同時刻キックオフで開催された J3 リーグは全日程を終了し、ギラヴァンツ北九州は今シーズンの 7 位が確定。目標としていたプレーオフ圏内の 6 位まであと一歩届きませんでしたが、昨シーズンの J3 最下位からは大きく順位を上げてのフィニッシュとなりました。 最終節を残した時点で、自チームの大量得点での勝利だけでなく、福島の敗戦がプレーオフ出場には必須という非常に厳しい状況。 「点は取りに行く。でもその分失点しては意味がないので守備を疎かにはしない」と 21 日の練習後に増本浩平監督も話していましたが、わずかでも可能性が残っている限りは挑戦するというチームの意志と姿勢は練習からも伝わってきましたし、試合でも表現されていたと感じます。 その結果が AT で同点に追い付かれながらも終了間際に乾貴哉選手が決めたゴールであり、全員の諦めない気持ちが手繰り寄せた勝利だったと思います。   ギラヴァンツ北九州の 2024 シーズンは終わりました。 昨シーズンのJ3最下位、JFL降格危機から運良くJリーグに生き残り、60位から出発した今シーズン。 リーグ戦初勝利まで時間を要する中で新方式のルヴァン杯初戦では J2 大分に劇的勝利をあげたり、 13 戦不敗を達成した後に2度3連敗を喫するなど歓喜も落胆もあり、非常に感情を揺さぶられるドラマティックなシーズンでした。 既に来季続投が発表されている増本浩平監督。ギラヴァンツ北九州での 2 シーズン目が今から楽しみだというファン・サポーターも多いでしょう。 夏場以降、なかなか勝てなくなり、プレーオフ圏内をめぐる争いが過酷になる中、苦しみながらも昇格への強い気持ちを選手達が語っていたのは勿論ですが、増本監督も「北九州で昇格したい」と言葉にしていました。 来季は「 J2 自動昇格への道」を、ギラヴァンツ北九州にかかわるみなさん、そして北九州というまち全体で楽しみたいですね。