夏祭りの小倉の夜はやっぱり熱かった―。
8月17日、「ギラフェス2024」としてミクニワールドスタジアム北九州で開催されたギラヴァンツ北九州対カターレ富山の試合は2-0でギラヴァンツ北九州が快勝。
試合後の花火を「勝利の花火」として楽しめた最高の夜になりました。
1万2448人が来場し、試合前のイベントも含めて大いに盛り上がり、素晴らしい雰囲気となった今年のギラフェス。
「ミクスタ満員」を合言葉に、チーム、クラブがひとつになって集客のために力を合わせた成果が、ギラフェス史上3位となる来場者数に現れたと思います。
そして非常に重要なことは集客イベント開催試合で勝つこと。
勝てばいつも以上に盛り上がり、以降開催されるホームゲームの観客増にも繋がりますが、負けるとその逆のことが起きてしまう可能性が高くなる。
勝敗というコントロール出来ない要素に依るのはハイリスクハイリターンでもあります。
良い準備をし、頑張っても勝てないことなどいくらでもある中、見応えのある内容で勝ったのは「持っている」とも言えますが、やはりその運と勝利を引き寄せるだけの積み重ねがあったのは間違いないでしょう。
中断前から2連勝。そして12戦不敗とチーム記録をまた更新し、順位を5位まで上げました。
チームは一貫してJ3での今の順位ではなく、Jリーグ60チームでの順位を自分達の位置と捉えています。この冷静さとハングリーさもチームを強くしている要因のひとつではないでしょうか。
次戦はアウェーで奈良クラブとの対戦です。大切なのは祭りのあと。
戦況はJリーグ公式で
北九州vs富山の試合結果・データ(明治安田J3リーグ第24節:2024年8月17日)
試合後選手コメント
◆杉山耕二選手
まずほっとしてると言うか、お客さんに1万2000人入っていただいて、これまでのリーグ戦で期待していただいている中で、今日このギラフェスという日に勝てたことは良かったなと思います。
--1万2000人を超す観客の前でプレーする緊張はありましたか?
緊張は僕自身も感じませんでしたし、ピッチの中でいつもと違う感覚も感じませんでした。
もちろんもう少し自分達がやってきたことをチャレンジ出来れば良かったんですけど、そこは相手との兼ね合いとか空気感があるんで、プレーの選択の中でそうなってしまいましたけど、緊張という部分ではあまり感じませんでした。
--今日も無失点の試合でした
やっぱりディフェンダーの選手として無失点というのは自信になりますし、それはやはりシーズン当初から積み上げてきたものが出てきていると思いますし、誰か一人ではなくてチームとしての意識だったり守り方だったり、そういった部分が結果に繋がっているのかなと思います。
--監督も選手の成長を言葉にされています
自分自身も攻守におけるポジショニングだったり、相手との駆け引きだったり、視野の部分だったりで能力というか、技術が洗練されてきた感覚がすごくあります。
試合に勝ちながら、いい結果をリーグで残しながら成長を実感出来ているという部分においては、本当に両輪をしっかり回せている、チームとしても個人としても非常にいい状態だと思います。
--次戦に向けて意気込みを
中断挟んで二連勝という形で来ているので、その勢いはしっかり保ちたい。とはいえ昇格が見えてきた、プレーオフ圏内に入れるという中でも僕達のスタイルは基本的に一戦必勝と言うか、目の前の一試合一試合を積み上げてきたからこそ今この順位にいると思うので、そこはぶらさずに。また目の前の一試合、ワンプレーに集中しながら次の奈良戦も取り組んでいけたらと思います。